今回は、こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 「美容師の独立は辞めておけ」と言われる5つの理由
- 独立はやめておいたほうがいい美容師の3つ特徴
- 美容師が独立したら稼げるというのはウソ!?独立しなくても稼ぐ方法とは?
この記事を書く筆者は、東京の渋谷でサロン経営18年、美容以外でも年間8桁以上を稼いでいます。
美容師をやっていると「独立の方が儲かる」と思っているのではないでしょうか?僕も同じように独立前は思っていました。
結論から言うと、今の時代は安易に独立するのは危険です。
独立するには初期費用が大きく掛かり、資本回収するのにも時間がかかりますし、利益率を考えると決して儲かるビジネスモデルではありません。
そこで今回は、美容師が独立するのははたして本当にどうなのか?
「独立しようかな?」と考えていたり、「独立した方が稼げる」と思っている美容師さんは最後まで読んでから判断してみてくださいね。
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目次
「美容師の独立は辞めておけ」と言われる5つの理由
どうして「美容師の独立はやめておけ」と言われるのか、下記の5つの理由を具体的に解説していきますね。
- 想像しているほど稼げないから
- 初期投資が大きくかかる
- 美容室があきらかに供給過多の時代だから
- 特徴がないと売上を伸ばすのは難しい
- 安定して稼げる保証がないから
1.想像しているほど稼げないから
稼げない大きな要因は、広告費も家賃、人件費も大きくかかるので利益率が低くなります。
美容室の利益率は7~10%あれば優秀なほうですが、実際にはそこまで利益率を残している美容室は多くないでしょう。
「稼ぎたい」というところに焦点を当てて独立をするのであれば現実は厳しいです。
2.初期投資が大きくかかる
テナントを借りて内装を作り、美容室をオープンさせるには数百万円は必要です。
テナントの契約料金や内装費、器具、材料、広告費などを考えるとビジネスを始める初期として必要なコストはかなり大きいです。
独立して美容室をオープンさせるのに初期費用は大きな壁になるでしょう。
3.美容室があきらかに供給過多の時代だから
現在、全国で約25万軒以上の美容室があり、全国も信号機と同じくらいの数あります。
日本の人口は2008年をピークに減少し始め、今後はさらに高齢化社会が待っています。
これらを考えると供給過多であると言わざるを得ません。
4.特徴がないと売上を伸ばすのは難しい
美容室の増加に伴い、格安店が増えているので自店の強みがないと難しくなりました。
専門性を打ち出した美容室や何かに特化した美容室が今後は単価アップするためには必要だと思われます。
5.安定して稼げる保証がないから
独立して美容室を経営することになると、サラリーマンや公務員のように安定した収入は約束されません。
コロナのようなパンデミックが起きたりすると美容室経営だけでビジネスしていると収入は厳しいものになります。
独立はやめておいたほうがいい美容師の3つ特徴
次に、独立はやめておいた方がいい人の特徴3つを掘り下げていくので、自分に当てはまるのかどうかを確認してみてください。
- 自己集客ができない
- お金のことを学んでいない
- 技術が上手ければ稼げると思っている
自己集客ができない
今はSNSを使ったネット集客と売上は地続きになっています。
自分のメディアも持たずに大手の広告に頼って集客するのは効率がよくありません。
広告費も高く、費用対効果もよくないので独立したばかりで資金面に余裕がない場合は経営を圧迫します。
自分のメディアを持っておらず、自己集客ができないのは独立した後に致命傷になる可能性もあります。
お金について知識がない
独立して美容室を経営していくのは雇用されていた時とは違い、税金や保険、経営に関わるお金の管理全般を自分で管理するようになります。
お金の知識がなく、経営をしていると思いがけない税金の支払いなどで資金ショートすることもあります。
独立する前からお金について知識がないのであれば学んでおくべきでしょう。
必要のないお金を払うことにも注意が必要です。
技術が上手ければ稼げると思っている
美容師の技術は今は全国的にみても大きな差は殆どなくなりました。
技術だけではどうにもならない時代になった証拠ですね。
昔とは違ってネットによって情報も簡単に手に入るようになり、技術に限らず、知識に関しても可視化されるようにもなりました。
なので特別な技術がない限り、美容師のパーソナルな部分を重要視されるお客様が多いです。
技術の差ではなく自己ブランディングを上手くできるかが今後の肝になってきます。
美容師が独立したら稼げるというのはウソ!?独立しなくても稼ぐ方法とは?
これまで解説してきた通り、「美容師の独立はやめておけ」というのは今の時代を考えると最適解でしょう。しかし、独立をしたくて美容師になった人もいると思うので、独立しても、しなくても稼げるスキルを手に入れるべきです。
そんな稼ぐために独立前に何をやっておくべきなのか、解説しましたので参考にしてくださいね。
- 初期費用を抑えて小さくビジネスを始める
- 独立ではなく、サロンで働きながら自分でビジネスを始める
- 自分のファンを作っておく
初期費用を抑えて小さくビジネスを始める
独立をしたいのであれば、今は社内独立やシェアサロンという形でも独立は可能です。
自分で店舗を契約して独立するのはリスクが大きいのであまり得策とは言えません。
できるだけ、初期費用を抑えて少しずつ大きく投資をしていくのが最適解ではないでしょうか?
独立ではなく、サロンで働きながら自分でビジネスを始める
独立という形を取るのではなく、雇用されている状態で自分のビジネス、副業を始めるのは良いでしょう。
そのために美容以外の知識や交友関係も広がるので人生が豊かになります。
オーナーさんに相談してお店に迷惑のかからない形で自分のビジネスを展開してみてはいかかでしょうか?
自分のファンを作っておく
独立をして美容室をオープンさせるのも他のビジネスで稼ぐにしても、ファンがいなければ売上は見込めません。
どれだけ技術や商品があっても「あなたにやってもらいたい」「あなたのオススメする商品が欲しい」と思ってもらえないといけません。
そのために自分のメディアを使って日頃から信用を築いてファンを作ることを意識しておきましょう。
ファンからの信用は日々の積み重ねが必要です。少しずつ積み上げていきましょう!
まとめ:「美容師の独立はやめておけ」は独立前の準備で決まる。稼ぐことが目的なら独立はしないほうがいい
今回は「美容師の独立はやめておけ」と言われる理由や独立しなくても稼げる方法を解説しました。
「美容師の独立は辞めておけ」と言われる5つの理由
- 想像しているほど稼げないから
- 初期投資が大きくかかる
- 美容室があきらかに供給過多の時代だから
- 特徴がないと売上を伸ばすのは難しい
- 安定して稼げる保証がないから
独立はやめておいたほうがいい美容師の3つの特徴
- 自己集客ができない
- お金のことを学んでいない
- 技術が上手ければ稼げると思っている
美容師が独立したら稼げるというのはウソ!?独立しなくても稼ぐ方法とは?
- 初期費用を抑えて小さくビジネスを始める
- 独立ではなく、サロンで働きながら自分でビジネスを始める
- 自分のファンを作っておく
「美容師の独立はやめておけ」と言われてしまう理由も十分わかります。
実際に美容業界はレッドオーシャンなので独立して稼ぐことを目的にするなら厳しい現実が待っているのは事実です。
とはいえ、思考停止することなく専門性を持って美容室をオープンさせることができれば、独立して稼ぐことも可能です。
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