リピート率を上げるにはどうすればいいの?技術が上手ければリピートはするでしょ?
今回はこのような悩みにお答えしていきます。
本記事の内容
- お客様がリピートしない本当の理由
- 美容室のリピート率を上げるポイント5つ
- 美容室のリピート率を上げるサービス3つ
この記事を書いている僕は東京の渋谷で美容室を20年経営しており、メルマガを通じて全国の美容室経営者さんにセミナーを定期的に開催しています。
美容室のリピート率を上げるには技術やテクニックが上手くて、最新の薬剤を取り揃えていればいいと思っていませんか?
今は、誰にカットしてもらうよりも、どんな人にカットしてもらいたいのか、と考えるお客さんが増えました。
SNSの浸透により技術より関係性を大事にする人が多くなったということです。
そこで本記事では、美容室の経営の根幹であるリピート率をどうやって具体的に上げるのかを解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
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目次
お客様がリピートしない本当の理由
まず最初にお客さんが美容室に来店しない一番の理由が「なんとなく」と言われています。
リピートしない理由である「なんとなく」を深掘りすると以下のような理由が浮き彫りになってきます。
ポイント
- 店の名前、担当者を忘れた
- 悩みが解決しなかった
- アフターフォローがなかった
- 次もその美容室に行く理由が特にない
- イメージした仕上がりにならなかった
- 料金が高い
- スタッフの対応が良くない
- 店内の居心地が良くない
- 待ち時間が多い
こうやってリピートしない理由を深掘りするとたくさん出てきますが、お客さんはそこまで強い意志でリピートしないとは思ってないことが分かります。
リピートしない一番の理由である「なんとなく」をカバーしていく仕組みを作れば美容室のリピート率は上がります。
美容室のリピート率を上げるポイント5つ
では、具体的に美容室のリピート率を上げるためのポイントを解説していきます。
押さえるべきポイント
- 顧客をセグメントする
- ターゲット層を明確にする
- 専門性を打ち出す
- 積極的に次回予約を取る
- 小さな一言を覚えておく
ポイント①顧客をセグメントする
1つ目のポイントは顧客をしっかりセグメントすることが大事になってきます。
顧客それぞれの年間売上を把握することがリピート率を上げる基本になるからです。
長年の常連客と新規客をセグメントすることなく同じサービス、待遇をしていては不満が募り常連客はリピートしなくなります。
まずはしっかり顧客のセグメントをして状態を把握しましょう。
ポイント②ターゲット層を明確にする
2つ目のポイントは顧客にしたいターゲット層を明確にすることです。
あなた自身がどの客層、どういったスタイル、技術を提案したいのかをハッキリしておかないと顧客層がブレてリピート率が下がるからです。
若い女子高生もいれば、高齢の男性もいるのは一見、対応幅が広くて売れている美容師に感じるかもしれません。
しかし、ターゲット層が決まっていないと接客や技術、知識をたくさん追うことになるのでやがて疲弊するでしょう。
幅広く対応できるのもいいですが、まずはターゲットを絞ってリピート率を上げましょう。
ポイント③専門性を打ち出す
3つ目のポイントは専門性を全面的に打ち出すことです。
特化した技術があればお客さんにも分かりやすいです。
お医者さんでも内科、外科、皮膚科などの専門があるように美容師もカラーや髪質改善、育毛など特化した技術は強みにもなります。
専門性があれば、低単価競争に巻き込まれることもなく、他の美容師との差別化になり、リピート率が上がるでしょう。
専門性が分かりやすいと顧客からの新規紹介も増えますよ。
ポイント④積極的に次回予約を取る
4つ目のポイントは積極的に次回予約を取ることです。
次回予約を取ってもらうことでリピート率は一気に上がります。
会計の際に「次回のご予約をお取りしておきましょうか?」と一言、声をかけるだけでお客さんの反応は変わります。
この時、注意しておかなければいけないことは、いつもの来店周期をデータから計算して次回の日程を提案するか、新規の方であれば、おおよその周期を接客中に聞き出しておくことが重要です。
そんなことでリピートしてくれるものなの?
お客さんのリピートするキッカケを作っておくことが大切なので、勇気を出して「次回の予約をお取りしましょうか?」と聞いてみましょう。
リピート率をアップするには習慣の仕組みを作ることも必要です。
ポイント⑤小さな会話を覚えておく
最後のポイントは接客中の小さな会話を覚えてメモしておくことです。
技術的な話や髪についての話を覚えておくことは当たり前です。
しかしお客さんのちょっとしたプライベートな一言を次回の来店時に話すと「そんこと覚えてくれてるの?」と必ず心の中で喜んでくれます。
例えば、「このあと、表参道で友達とイタリアン食べに行く」と聞いたら次回の来店時に「表参道のイタリアンどうでした?」と聞いてあげるような感じです。
ほんの少しの大したことのない会話でもお客さんからすれば、前回の会話を覚えてくれていることはかなりプラスの印象になります。
カルテなどの隅っこにでもメモして次回の来店時には役に立てましょう。
美容室のリピート率を上げる具体的なサービス3つ
リピート率を上げるポイントが分かったところで、ここでは具体的にどんなサービスをすると効果的なのかを解説していきます。
リピート率を上げるサービス
- ニュースレターを作成する
- 優良顧客には特別感を演出する
- お誕生日DM、お礼DMを出す
ニュースレターを作成する
まず最初に、ニュースレターを作成、配布することです。
ニュースレターは顧客と美容室、美容師をつなぐコミニュケーションツールです。
ニュースレターを定期的に顧客に送付していると忘れられない美容室になり、リピートのキッカケにもなります。
ニュースレターの作り方を詳しく知りたい場合は、【美容室オーナー必見】顧客が離れないニュースレターの作り方のポイントを解説をご覧ください。
ニュースレターを出してからリピート率も安定して、顧客の定着も良くなりました。
デザインが苦手な方はアプリのCanvaを使ってニュースレターを作成してみるといいと思います。
ニュースレターも簡単に作れますよ。
優良顧客には特別感を演出する
次のサービスは、優良顧客には特別感をできるだけ演出しましょう。
先述したように顧客を売上でセグメントすると上位の顧客の方々はお店の売上の大部分を占めていることが分かるでしょう。
優良顧客にはお店でできる範囲で特別な扱いをしておくことでさらにリピートが確実なものになります。
航空会社でも優良顧客にはラウンジや食事などのサービスがあるように、美容室も貢献度の高い顧客の方には特別サービスをしましょう。
スタッフ皆で話し合ってどんなサービスをすると喜ばれるのかを話し合ってみるのもいいでしょう。
お誕生日DM、お礼DMを出す
最後は意外とやっていないお店が多いですが、記念日にDMを出すことです。
やはりお客さんは美容室をいつも思い出しているわけではありません。2ヶ月、3ヶ月に一度、思い出す程度です。
お誕生日やちょっとしたお礼にDMを送るだけでお客さんは思い出してくれて他の美容室に行こうとは思いません。
誕生日やお礼のDMもアプリのCanvaで僕は作っています。
手間のかかることをしているからこそ、心に響いてリピート率を上げてくれるので手を抜くことなくやりましょう。
まとめ:美容室のリピート率を上げるには顧客との関係性が大事
今回は、美容室のリピート率を上げるポイントと具体的な方法について解説してきました。
本記事の内容
お客様がリピートしない本当の理由
美容室のリピート率を上げるポイント5つ
- 顧客をセグメントする
- ターゲット層を明確にする
- 専門性を打ち出す
- 積極的に次回予約を取る
- 小さな一言を覚えておく
美容室のリピート率を上げるサービス3つ
- ニュースレターを作成する
- 優良顧客には特別感を演出する
- お誕生日DM、お礼DMを出す
美容室の経営にはリピート率がとても重要です。
リピート率をあげるために技術やノウハウをかき集めてもあまり効果はありません。
全国的に美容師のレベルは大きく変わらないこともお客さんは分かっています。
技術が上手い人より、お客さんに寄り添っている美容師のほうがリピート率が高くなります。
リピート率を上げられるように小さなことからコツコツとやっていきましょう。
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