- 独立して失敗している美容師ってどんな人?
- 独立したら今より稼げるようになるかな?
- 独立したけど、ケガとか病気になったらどうしよう...
今回はこんな悩みにお答えします。
本記事の内容
- 美容師が独立して上手くいくのか?
- 美容師が独立して失敗してしまう主な6つの原因
- 美容師が独立して失敗しないための具体的な7つの対策
この記事を書く僕は、渋谷で美容室を20年近く経営しており、さらに他のビジネスでも収入源がいくつかあります。
今の時代に独立しても将来のことが不安だったり、失敗した時のリスクを考えてしまいますよね。
とはいえ、このままの状態で美容師を続けていても、生活が大変なのではないでしょうか?
そこで今回は、美容師が独立しても失敗しない方法について、一般的な美容師とは違った視点から細かく解説していきます!
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美容師は独立して失敗しないのか?
結論から言うと、美容の技術やノウハウだけで勝負しようとしている美容師は、独立しても失敗する可能性はとても高いでしょう。
情報が溢れている時代なので、お客様は美容師の技術やノウハウにそれほど大きな差がないことを知っています。
SNSを見ると家の近所の美容室でも表参道、銀座の美容室でも似たようなヘアスタイルがアップされていますよね。
素人のお客様からすれば細かいヘアスタイルの違いも分からないし、専門的なテクニックには興味ありません。
職人気質の美容師は技術やノウハウにこだわり過ぎて、大事なお客様のニーズを忘れてはいけません。
今の時代、技術やノウハウで差別化をするのは無理です。
それよりも「この人は魅力的だな」と思ってもらえる価値提供をすることが、独立しても失敗しないカギとなるでしょう。
美容師が独立して失敗してしまう主な6つの原因
ここでは美容師が独立して失敗してしまう主な6つの原因について解説していきます。
失敗する主な原因は下記の6つ
- 美容以外の知識やスキルが全くない
- お金のことに関して知識がない
- 新規客ばかりを求めて安売りをしている
- 勢いとノリだけで店舗展開をしようとする
- 将来のことを考えていない
- 大手の広告に依存してしまう
それぞれ解説していきます!
1.美容以外の知識やスキルが全くない
独立して失敗する大きな要因としては、美容以外の知識やスキルを持ち合わせていないことです。
なぜなら、独立後は美容師でもあり、経営者でもあるからです。
一般的なビジネスマナーやルールを知らないと、せっかくのビジネスチャンスを逃してしまうこともあります。
他業種の方に連絡をする時、時間を考えず深夜にメッセージを送ったり、返信を忘れていたり、数日後にするようなことはNG
このようなことは美容業界でよくあることですが、独立して失敗したくないのであれば当たり前のことが当たり前にできるようにしましょう!
僕も美容室経営者の方々と連絡を取ることがありますが、本当に常識のない人も一部はいます。
2.お金のことに関して知識がない
とにかく、今すぐにでも美容師はお金について学ぶべきです。
お金の仕組みを理解していないまま独立している美容師がほとんどだからです。
お金についての知識がないと資金繰りに苦しんだり、必要以上の税金を払うことになってキャッシュアウトしてしまう場合もあります。
美容師は美容の技術に特化し過ぎて、経営にとても必要なお金の知識を学ばずに独立してしまうパターンが多いです。
まずは独立で失敗しないためにも、お金についての知識をしっかりと身につけましょう!
3.新規客ばかりを求めて安売りをしている
新規客を集めたいからといって、技術の安売りはやめましょう!
技術を一度でも安売りしてしまうのは、あなたの美容師としての価値を下げることになるからです。
お客様に安いと認識された価値を上げるのは、多くの時間と信用が必要です。
独立後しばらくして、お店が落ち着いてくると新規客がいなくて不安になり、安売りをする気持ちはよく分かります。
しかし、価格を下げると利益率が下がり、経営を圧迫し最終的に苦しくなるのはあなたです。
自分だけでなく美容業界のことも考えて、技術の安売りをするのをやめておきましょう!
美容室の売上と利益の関係についてもっと詳しく知りたい方は、下記のブログをご覧ください▼
4.勢いとノリだけで店舗展開をしようとする
独立してから失敗しやすい典型的なパターンが、すぐに店舗展開をしようとすること。
独立して最初の頃は、税金やキャッシュフローなども不安定なので未知数な部分が多いから危険度は高いです。
多店舗展開しているのは、他人から見れば成功しているように見えるかもしれませんが、固定費も爆増するので実際は大変です。
厚生労働省が発表した2023年1月19日付で全国で美容室は26万4223軒あり、過去最高を更新するほど店舗数は増加しました。
その一方で、日本は少子高齢化にどんどん向かっている状態です。
確かにコンビニの約5倍、全国の信号機と同じ数くらいあるって聞いたことある...
供給過多の業界で店舗を増やしていくのは、明らかに失敗する確率が高いと言わざるを得ません。
失敗しないためには、1店舗で確実にキャッシュをしっかり蓄えて、次の事業展開を進めていくことが望ましいでしょう。
5.将来のことを考えていない
独立した後、将来どうしていきたいのかを考えておくことがとても重要になります。
多くの美容師がいつまでも今と同じパフォーマンスのまま、サロンワークをすることは不可能です。
年齢を重ねてからのどんなライフスタイルにしていきたいのか、そして仕事とお金、家族との時間をどう使うのかをイメージしておきましょう。
なにも考えないで、毎日を過ごしていると時間は一瞬で過ぎ去ってしまいますよ。
老後、後悔したくない方は、下記のブログを参考にしてください▼
6.大手の広告に依存してしまう
気をつけるべきことは、大手の有名広告に依存してしまうことです。
お金を払うことで便利な機能や集客方法、データなどを細かく教えてくれます。
しかし、思考停止してそのままどっぷり依存してしまうと、経営で最も大事な顧客情報を全て持っていかれます。
江戸時代には呉服屋は火事になったら、真っ先に顧客情報である大福帳を持って逃げるか、大福帳を井戸に投げ込んで逃げたと言われています。
商品である着物が燃えても顧客情報があれば、いくらでもやり直せるということです。
美容室も同じことが言えますよね。
大手の広告会社とは、適度な距離感で関係性を築いておくのがポイントです。
美容師が独立して失敗しないための具体的な7つの対策
ここでは、美容師が独立してから失敗しないためにやるべきことを紹介します。
具体的にやることはは下記の7つ
- 顧客が定着するような取り組みをする
- 高単価メニューを用意しておく
- 固定費をできるだけ抑える
- 外注を利用して時間を自分の作る
- 不要な広告費はかけないようにする
- サロンワーク以外の収益が入る仕組みを構築する
- ブログやSNSを学び活用する
それでは、ひとつずつ解説していきますね!
1.顧客が定着するような取り組みをする
売上を安定させるためには、まずは顧客に対してのアプローチをしっかりしましょう。
独立すると新規客をたくさん集客して売上を伸ばすことに必死になってしまいがちですが、実際は顧客の売上がサロン全体の約80%を占めています。
これはパレートの法則といわれるもので、多くのビジネスに当てはまります。
例えば...
- 売上の8割は、全従業員のうちの2割で生み出している。
- 故障の8割は、全部品のうち2割に原因がある。
- 住民税の8割は、全住民のうち2割の富裕層が担っている。
このような法則があるので、顧客には定期的にニュースレターを発送したり、お誕生日や記念日にはDMを送るなどをして、定期的に接触しておくことが重要です。
そうすることで顧客の方々は日常生活の中でも、お店の存在を改めて意識してくれます。
新規客も大事ですが、顧客がお店の売上を支えてくれていることを忘れてはいけません。
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ニュースレターにはどんな効果があるのかを知りたい方は、こちらのブログをご覧ください▼
2.高単価メニューを用意しておく
他のメニューより単価の高いメニューを用意しておきましょう!
多くのお客様に施術を受けてもらうというよりも、お金に余裕のある人向けにラグジュアリーなメニューを作ることでお店の価値が高まります。
安売りをしがちな美容業界ですが、一定数のお客様はお金よりも特別感にお金を払う方々もいます。
例えば...
- 個室で完全マンツーマンヘッドスパ
- お店完全貸切
- プレミアム育毛頭皮洗浄
など、独自メニューを作って用意しておきましょう。
そんなの他のお店やってないよ...
他のお店でやっていないからこそ意味があり価値が出ます。
メニューを作ることには費用はかかりませんから、今からでも高単価メニューを考えてみましょう!
3.固定費をできるだけ抑える
独立して失敗しないためには、とにかく不要な固定費を抑えること。
固定費は毎月、必ず一定の金額がかかるものなので意識をして抑えておくべきです。
主なものとして
- 家賃
- 人件費
- 材料費
- 水道光熱費
- 通信費
- 広告費
特に家賃は大きな割合を占めるので、独立時には売上とのバランスを考えて契約しましょう。
固定費が売上のどれくらいの割合になるのかを、見極められていない美容師は独立してから失敗するケースがよくあります。
4.外注を利用して自分の時間を作る
何でも自分でやろうとはしないようにしましょう。
独立した美容師によくあるのが、経費を削減しようと何でも自分でやってしまうこと。
時間は有限です、任せることは経費を使って時間を買うマインドを持ちましょう!
「チラシやホームページを作るのにお金がもったいない」と自分で作る人がいますが、知識がなければ時間もかかりますし、どうしてもクオリティは素人レベルになります。
今はクラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトを使うことで何でも外注することができます。
自分がどこに時間を割くべきなのかを見極めて、外注できることは割り切って人に任せるようにしましょう!
自分の時間を作るのも経営者としてとても重要なことです。
5.不要な広告費はかけないようにする
最初から不要な広告費はできるだけかけないようにしましょう!
大手の有名広告会社で契約をしてしまうと、半年や一年契約が基本です。
先述したように売上がないうちから、固定費に費用をかけ過ぎると経営を圧迫してしまいます。
独立と同時に広告契約をする前に、まずはSNSなどで独立前から発信しておいて、売上とタイミングを見ながら広告を出すようにするのがおすすめです。
とはいえ、広告に依存してしまうと割引が当たり前になるので、基本的には自己集客できるようにしておくことが大事です。
売上と経費のバランスを見ながら広告は出しましょう!
6.サロンワーク以外の収益が入る仕組みを構築する
美容室の売上は基本的には、お客様の施術代や商品販売になり、収益源が限られてくるので経営を継続していくには。なかなか厳しいものがあります。
サロンワークだけの売上だけでなく、自分のスキルを収入に変えるビジネスを構築しておくことがこれからの美容師には重要です。
SNS運用で集客実績があるなら、それを元に他の美容師さんに教えてみるのもいいでしょうし、ブログを書くことが得意なのであれば、ブログの書き方をレクチャーするのも有効です。
できるだけ美容業から直接的なスキルではなく、汎用性のあるスキルのほうが幅広くマネタイズはしやすくなります。
自分では普通だと感じていることが、意外とビジネスになることはよくあります。
一度、自分自身のことを棚卸ししてみるといいですよ。
美容室の売上以外に収入を増やしたい方は、こちらのブログをご覧ください▼
7.ブログやSNSを学び副業をする
今やブログ、SNSなどのネットのスキルは必須です。
ネットを使うことができれば、大きな経費をかけることもなく集客もできますし、売上を上げることもできます。
美容室の利益率は7%あればいいとされていますが、ネットを通じてビジネスをしていれば90%くらいの利益率になります。
ネットスキルは美容業界以外でも、充分に使えるものなので身につけておいて損はありません。
むしろネットに弱い美容師は、独立して失敗したくないなら確実に手に入れておくべきでしょう。
ブログを始めようと思っている方は、下記のブログが参考にしてください▼
まとめ:美容師が独立で失敗しないためには知識とスキルが必須条件
今回は「【後悔しない】美容師が独立して失敗しないためにやるべきことを具体的に7つ紹介」について解説しました。
美容師の独立は参入障壁が低いため、どうしても価格競争になりがちです。
価格競争に巻き込まれて消耗してしまわないように個人の強みに価値を持たせましょう。
美容以外のスキルも同時に身につけておくことで将来、多角的に活躍することもできます。
独立してから失敗しないためにも常に情報をキャッチしてアップデートしていくことがとても大事です。
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今、まだ美容師だけの収入源しかないのなら、とにかく行動しましょう!
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